lonesome hurt

夜毎つきまとう 寂しがりのウサギちゃん
それは僕の影 恋も安らぎも知らない頃の
刃の折れたカッターナイフは 危うさを増して
今日も誰か濡れた瞳で誘ってる

叩いても切り裂いても壊れない日常に
いつか訪れるピリオドを
望んだのは君? 恐れたのは僕?

「嘘じゃない」と嘘を繰り返す
最悪で最大の矛盾に満ちた 君の歌声は
誰かを救い誰かを癒し 僕は堕ちていく
そう せめて 君の居ない世界へ

心の温かさも 暗闇の冷たさも
知ったから奪われた
不幸も幸福もここにはない ただ永遠が横たわる

偽善のない楽園はない どこかで誰かが呟いた

君の求めた愛の形 強がりというピアスに
アレルギー 投げ捨てた安っぽい感情
「光る星はいつか消える」
なんたって 都会と呼ぶに相応しいジオラマの風景

ライオンが遠くへ叫んでも
寂しがりのウサギちゃん 獲物は逃がさない
未開封のナイフ 鈍い痛みだけが
夜が過ぎるのを待つ 誰も気付かないドラマ
そこはかとなくポルノグラフィティの匂い。
ネガとポジの交差点に、リアルをぶつけたような。
口に出したいと言うよりは文字で書きたい言葉たち。
読者様の経験と想像次第で、踊らせてやって下さい。