CHILD-LIKE

僕のこと、もっともっと好きでいてくれる?


そう呟いた君の瞳は、まるで子供のように。
見つめ返せない自分を、真綿で絞めつけるみたいに辛くさせた。

「特別」っていう言葉でお互いを縛ってきたね。
ずっと一緒、過去も現在も未来も。
破ることの許されない暗黙の了解。

この世界に生まれた瞬間から愛されていたような君の笑顔。

アヴェ・マリア。
ブックエンドのテーマ。
イマジン。

世界を変えるのは、きっと君みたいに笑う人なんだろう。

君の紡ぐメロディー。
素直な声に涙する自分は、もう素直さの欠片をポケットに残すのみ。


君がどんなに変わっても、もっともっと好きでいるよ。


近くて遠くて、でも見えないのは同じ。
君の心の中までは。

だから、「大好き」と違うこの感情を、今少しだけ胸の中に。
いつか羽ばたく想いかもしれない。
君に向けて。
もしかしたら、別の誰かのために。

大人になんかならなくていい。
じゃれ合う猫のように、向日葵と太陽のように。

子供の恋がいいんだ。
恋人なんていう言葉は難しすぎる。
私を愛してくれるほんの一握りのみんなと、
ずっとずっと一緒にいたいだけ。
変わらないで、なんて一番のわがまま。