雨降りの太陽

いつか夢で見た景色
見上げた青い空から
降り注ぐ銀色の雫たち

泣きたい気持ちを隠して
終わりのない道を歩く

優しげな笑顔の「作り方」は
こんなにもよく憶えているのに
思い出せない微笑み
あなたを癒すための鍵

天使が潜む雲間の光

こんなにも空は青いのに
思い出せない幸せ
灰色の街に雨は煙る

手を伸ばせば太陽に
届くかもしれないのに
いわゆる「狐の嫁入り」と「天使の梯子」です。
こんな景色を電車の中からよく見かけます。
雨でもない、晴れでもない嫌な天気。
でも、曖昧なその瞬間がとても愛しかったりする。